国土が広く、州をまたいだ転職も頻繁に行われるアメリカでは、面接がWEBを通して行われること、またすべての選考プロセスがWEBのみで完了することもごくごく一般的だということは、過去の記事「転職大国アメリカ」でご紹介しました。
ただ米国内の日系企業にスポットを当てると、face-to-faceでのトラディショナルな選考を希望する企業の方が多い(多かった)のは事実です。
ポスト・コロナウィルスの状況下では、リモートのWEB面接が、ニューノーマルとなってきましたね。そこで、今回はオンライン上でのインタビューに備える為のお役立ち情報をシェアしていきます。
オンラインでミーティングできるソフトウェアは無数に存在しますが、中でもよく使われるものをご紹介します。
名前 | ロゴ | 概要 |
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Skypeスカイプ | ・マイクロソフト社が提供 ・多くの新興ツールが台頭する中、まだまだ知名度はNo.1 ・2020年4月より、アカウント登録が不要な「Meet Now」機能が開始 ・無料版では最大50人まで同時参加可能 ・時間制限なし | |
ZOOMズーム | ・コロナウィルスを機に知名度アップ ・接続の安定性に定評あり、大学講義などにも利用されている ・無料版では最大100人まで同時参加可能 ・時間制限40分 ※無料版で3名以上参加の場合 | Google Meetグーグルミート | ・グーグル社が提供 ・前身Google Hangoutより2020年5月名称を変更、一般公開 ・無料版では最大100人まで同時参加可能 ・時間制限60分 | Wherebyウェアバイ | ・ノルウェー発のWeb会議ツール ・前身appear.inより2019年8月名称を変更 ・無料版では最大4人まで同時参加可能 ・時間制限なし |
100%の状態で面談に挑めるよう、まずは何より安定したネット環境を整えたいですね。参加する場所は十分なネット速度がありますか?
こちらのようなWEBサイトで、インターネットの速度測定をしてみるといいでしょう。ボタン一つで、以下のような結果を見ることができます。
外出禁止令の状況下では自宅から参加する以外選択肢がないかとは思いますが、同じ屋根の下でもネットが届きやすい場所、そうでない場所があるかもしれません。ベストなロケーションを見つける参考にしてみてはいかがでしょうか。
テクノロジーを使用している以上、テクニカルイシューが発生してしまうことは致し方ありません。ただ、前もって準備をしておくことで防げることもあるはずです。
友人や家族にお願いして練習しておくと安心ですね。ツールによっては、カメラ・音声の確認機能がついているものもあります。
本来の面接の目的である「お互いのことを知る」ことに集中できるよう、最適の環境を整える為に入念に準備しましょう。
また、”もしも”の状況になったとしても、あわてず落ち着いて対応した上、面談を再開すれば問題有りません。事前に、緊急用の連絡先を聞いておくことも有効的です。
「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
これは、1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」を根拠としています。
参照:Wikipedia
つまり、人と会話する際、非言語コミュニケーションが鍵になってくるというここと。
しかし、WEB面接では画面越しのやりとりである為、対面の面接に比べ細かい表情やリアクションは伝わりにくく、どうしても機械的な印象を与えがちです。
過度である必要はありませんが、うなずく、微笑む、ボディランゲージを取り入れる等、感情を伝えるアクションをいつもより少し多く取り入れてみることで、より思いが伝わるのではないでしょうか。
リモートであるが故か、「これくらい良いか」と思いがちな方が多いような印象を受けます。
細かいことではありますが、あなたが思っている以上に、画面越しでも多くが伝わりますし、面接官はそれを見逃しません。
自分がとるアクション・発信する情報すべてが判断材料のひとつだということを念頭に起き、余念なく、綿密に準備した上で挑むことをお勧めしたいです。