「○○さんはA型らしく、真面目で几帳面な性格ですね。」
「おおらかで穏やかな性格から、△△さんはO型だと思いました。」
日本では、このように血液型を基にした性格判断が浸透していますよね。
その他、占星術や生年月日をベースにしたテストも多いでしょう。
アメリカをはじめ海外諸国では、心理学を土台とした “16パーソナリティズ” という性格診断がメジャーです。「あたる!」と呼び声が高いこのテスト。
進路決定・キャリア設計などの指標として使用されたり、LinkedInのプロフィール上に診断結果を記し自己呈示のツールとしたり。ひいては、人材育成・チームビルディングなど、個人の枠を超えビジネスの場で使われたりすることも珍しくはない程です。
今回はこの16パーソナリティズ 性格診断について、「仕事探し」「人事」の観点に紐づけながらご紹介していきます。
16パーソナリティズテストとは、人の性格を16のカテゴリーに分類するオンライン性格診断テストです。このテストは、以下の心理学をベースに作られています。
公式サイトは日本語を含む30ヶ国語以上に翻訳されており、日々世界中の人が受験しています。2011年のWEBサイト開設以来、その総数はのべ7億回以上(2022年11月付)だとか。認知度の高さが見てとれますね。
16パーソナリティーテストの特徴は以下の通り。
気軽に受験できるという点も魅力のひとつですね。
全ての質問に回答し終えると、4つのアルファベットから成る診断結果が弾き出されます。
冒頭で書いた通り、このアルファベット4文字を 「I’m type ○△□◇.」などといった形でLinkedInのプロフィールに記載している方もアメリカでは多いですよ。
先述の4つのアルファベットは、以下の性格的側面(パラメーター)から構成されます。
上記のパラメーターの組み合わせで、受験者の性格を以下16種類にキャラクターを分類します。結果のレポートには、長所短所をはじめ、親子・友人・恋愛関係、キャリア・職場の習慣に関する詳しい情報も含まれています。
冒頭で述べた通り、個人の自己分析・自己理解・自己提示の手がかりになるかもしれませんね。また、組織づくりの上でヒントにしている企業・人事の皆様も少なくはありません。
例えば、以下のような情報はチーム構成を考える上で参考となりうるかもしれませんね。
各キャラクター同士の相性関係のチャートです。5が最高の相性、1が最低の相性となっています。
引用:適材適所
同ウェブサイトは発表の国ごとの性格分布も発表しています。
例えば、日本での各キャラクターの比率はこのように。
最多は、INFP(仲介者)と、ENFP(広報活動家)。
最少は、ENTJ(指揮官)と、ESTP(起業家)という結果に。
アメリカでも同じく、最も多いのはINFP(仲介者)のようです。
エリアごとのランキングも発表されています。例えば、アジア諸国のE vs I の順位表です。
日本は、どちらかと言うと内向的な方が多いようですね。